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1994 年度 実績報告書

音声解析機器による児童・生徒の音読・朗読学習のための指導用CD・指導書の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06558032
研究種目

試験研究(B)

研究機関大阪教育大学

研究代表者

中西 一弘  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50030333)

研究分担者 田中 俊弥  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (40252746)
余郷 祐次  鳴門教育大学, 教育学部, 助教授 (90191535)
石塚 雄康  玉川大学, 文学部, 教授 (50129946)
高橋 俊三  群馬大学, 教育学部, 教授 (10216723)
佐藤 虎男  皇學館大学, 文学部, 教授 (90043786)
キーワード音声解析機器 / 音読・朗読 / 実地指導(小学校) / 指導用CD / 指導プログラム / 音声データベース / 説明文 / 音読指導
研究概要

重点領域研究「日本語音声」(D2班・国語教育)の成果を検証・発展させることを前提としてスタートした本研究は、音声解析機器の導入をはかりつつ、音読・朗読に関する実地指導を広域的に実施し、その指導の成果にもとづいて、指導用CDならびに指導プログラム(指導書)を開発することを目的としたものである。
平成6年度は、大阪・東京を中心に、本研究の研究協力者であるNHK大阪放送局アナウンサーの高梨敬一郎氏による試験的実地指導を実施し、その成果を音声データベースとしてとりまとめ、下記の知見を得た。
(1)本文に書かれている文字を音声化という言語活動を音読と考えるべきではなく、本文の意味を正しく理解し、その本文に書かれている意味どおりに相手に伝えるという行為が音読である。
(2)本文の意味どおりに伝える音読は、構文上の一語一語の関係(主語・述語、修飾・被修飾の関係)が正しく理解され、本文の内容が読み手のイメージの中にきちんと形成されてはじめて成立するものである。
(3)本文の意味どおりに伝える音読は、文の終わりで息を吐ききる練習を基盤として成立するものである。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 余郷祐次: "音読・朗読指導の研究I-読解のレベルの指標としての間(ポ-ズ)-" 月刊国語教育研究(No.269). 第29巻. 46-51 (1994)

  • [文献書誌] 高橋俊三: "事実を伝える" 教育科学国語教育(No.498). 36巻14号. 110-114 (1994)

  • [文献書誌] 高橋俊三: "相手を説得する" 教育科学国語教育(No.500). 36巻16号. 110-114 (1994)

  • [文献書誌] 高橋俊三: "音声言語の独自性をふまえた指導を" 教育科学国語教育(No.505). 37巻4号. 110-114 (1995)

  • [文献書誌] 田中俊弥: "文学教材「山月記」に関する授業研究ノート(2)" 学大国文(大阪教育大学国語国文学研究室). 38号. 315-327 (1995)

  • [文献書誌] 佐藤虎男: "話文の感動詞の音相と抑揚" 国語と教育(大阪教育大学国語教育学会). 20号. 30-39 (1995)

  • [文献書誌] 中西一弘・高梨敬一郎・田中俊弥: "『聞き方・話し方の練習学習』理論編" 明治図書出版(予定), 180 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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