研究課題/領域番号 |
06558032
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
中西 一弘 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50030333)
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研究分担者 |
田中 俊弥 , 助教授 (40252746)
余郷 裕次 鳴門教育大学, 教育学部, 助教授 (90191535)
石塚 雄康 玉川大学, 文学部, 教授 (50129946)
高橋 俊三 群馬大学, 教育学部, 教授 (10216723)
高梨 敬一郎 関西女学院短期大学, 教授 (20290421)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | 自然なイントネーション / 音読・朗読 / 指導用CD / 指導書 / 音声解析機器 / 基本的な指導過程 / 説明分教材 / 文学教材 |
研究概要 |
平成8年度は、平成6年度より開始した本研究の最終年度にあたり、以下の研究成果をとりまとめた。 ◆指導用CDおよび指導書:「音読・朗読指導の方法」 ◇DISK1 音読・朗読指導の実際 このCDでは、文学教材と説明文教材をとりあげた音読・朗読指導の典型的な事例をもって、その基本的な指導過程を提案している。指導書では、音声解析機器の解析データをとりいれ、「自然なイントネーション」にもとづくその指導法の意義と有効性を検証するとともに、指導のポイントを明確にしている。 ◇DISC2 音読・朗読指導の基礎I-説明文教材のばあい- このCDでは、間(ポ-ズ)と抑揚(イントネーション)を留意点として、音読の質的な相違が聞き分けられる力量を育成することにポイントをおいている。そういう点で指導者用のCDであるが、もちろん教材としても活用できる。指導書では、音声解析機器のデータにもとづいて、それぞれの音読のありようを実証的に明らかにしている。 ◇DESC3 音読・朗読指導の基礎II-文学教材のばあい- このCDでは、小学校の教科書における代表的な文学教材や詩歌をとりあげ、実地指導調査によって得られた資料にもとづきながら、その音読・朗読振動のありかたについて提言している。また、この基礎IIは、基本的には、実際の教室で教材として活用できるように制作している。指導書では、小学校共通の文学教材である「ごんぎつね」の音読・朗読指導の実践記録を収録し、「自然なイントネーション」にもとづく音読・朗読指導の方法について解説している。 以上が、本研究の中核をなす成果であるが、本研究全般にわたっては、これまでの研究を総括するものとして『音読・朗読指導の研究』という冊子をとりまとめ、幅広い見地から提言をおこなっている。
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