研究分担者 |
小島 聡 東京工業大学, 留学生センター, 講師 (00202060)
五味 政信 一橋大学, 留学生センター, 教授 (00225674)
森泉 豊栄 東京工業大学, 工学部, 教授 (80016534)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
田中 穂積 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (80163567)
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研究概要 |
本研究は国内国外で科学技術情報を得るために日本語を学習しようとする外国人のための自学自習システムの構築を目指し,コンピュータネットワークのオンライン上の辞書を整備することでそれを実現しようとするものである. 3年間の研究成果とそれによる知見は以下の通りである. 1.CAIコースウェア (1)学習シラバス作成 理工系日本語学習者に必要な語彙調査をし、漢字頻度と重要度の考察から学習漢字シラバスを作成した. (2)科学技術日本語で特に重要な用語のシラバスを作成した. (3)科学技術日本語に特有な機能語を規定した.つまり科学技術テキストにみられる助詞相当句・接続表現・指示表現などの文型,定義・叙述・分類などの文章の型を学習項目として提示した. 2.辞書整備 (1)JUMANおよびCHASENなどの自動形態素解析プログラムによるテキスト解析を行い,特に科学技術テキスを読むために不足している辞書登録を行った. (2)電子化辞書から科学技術日本語学習用に必要な項目を抽出し,整備した. (3)学術用語集の専門用語を組み込んで,専門分野別のテキスト読解用に整備した. (4)機能語などの文法項目を辞書情報として登録し,構文・文章構造の理解が助けられるようにした. 3.オンライン化の整備 (1)オンライン上留学生センターのホームページから学内の留学生が研究室からアクセスすることでテキストが読解できるようなシステムのモデルを作成した. 4.学習テキスト整備 (1)本システムを使用することで電子化したテキストの読解が自力でできるが,一方では教育的立場から選定し入力したレベル別,分野別の予め入力したテキストを選択し,学習できるようになっている.そのためのテキストとして,東工大学部および大学院で使用しているテキストを入力した. (2)講義理解のための音声資料として講義の書き起こしを入力をした. 5.最終報告書作成
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