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1995 年度 実績報告書

自然感の高い知的擬人化エージェントによるヒューマンインタフェースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 06558045
研究機関東京大学

研究代表者

石塚 満  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50114369)

研究分担者 原島 博  東京大学, 工学系研究科, 教授 (60011201)
土肥 浩  東京大学, 工学系研究科, 助手 (90260504)
キーワードヒューマンインタフェース / 擬人化エージェント / マルチモーダルインタフェース / コンピュータグラフィックス / 実時間テクスチャマッピング / 音声対話 / 知的エージェント
研究概要

現状のヒューマンインタフェースの次世代に位置するものとして、自然感の高い姿を有し、外界の変化を実時間で認識し、限定した音声コミュニケーション機能、知識ベース機能を有して、ディスプレイ上で動作する擬人化エージェントの役割を果たす「ビジュアル・ソフトウェアエージェント(VSA)」を実用に近い形態にするための開発研究を進めた。本システムは実時間動画像生成、実時間動画像認識、音声認識/合成、知識ベース技術の融合に基づくものである。これまでにVSAのプロトタイプシステムを開発してあったことから、平成7年度は特に、音声対話を通じて案内の適切な応答を次第に学習していくメカニズム(強化学習法に基づく)、口唇の動きの画像情報を利用して発話の開始を検知する事による音声対話の円滑化、及びインターネット上のWWWのブラウザであるMosaicとの結合を完成させた。
特にWWW/Mosaicとの結合により、VSAを通じて広大な情報空間にアクセスすることが可能になった。VSAのマルチメディア情報源とし、広く利用できるようになってきた標準のHTML(Hyper Text Makeup Language)形式を使用できるようにした利点は大きい。また、WWWブラウザとしても、従来のマウス操作を主体にするものに加えて、より日常生活のface-to-faceコミュニケーションに近い形態を可能にした点でも意義は大きいといえる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] O. Hasegawa, M. Ishizuka: "Realtime Synethesis of a Humanlike Agent in response to the Users′ Moving Imafe" Machine Vision and Applications(Springer-Velag). 8. 122-130 (1995)

  • [文献書誌] M. Mori, M. Ishizuka: "A Multipurpose Dialogue Management System employing Visual Software Agent" Proc. Int′1 Workshop on Robot and Human Communications(RO-MAN′95). 187-192 (1995)

  • [文献書誌] Y. J. Huang, M. Ishizuka: "A Realtime Tracking System with Two Cameras for Feature Recognition of Moving Human Face" Proc. Int′1 Workshop on Robot and Human Communications(RO-MAN′95). 170-175 (1995)

  • [文献書誌] T. Kawamura, M. Ishizuka: "Realtime CG Animation of Realistic Fishes using NURBS, Inverse Kinematics and Co-operative Motion Model" Proc. Int′1 Conf. on virtual Systems and Multimedia. 260-265 (1995)

  • [文献書誌] H. Dohi, M. Ishizuka: "A Visual Software Agent connected with the WWW/Mosaic" Proc. Multimedia Japan '96. (1996)

  • [文献書誌] 土肥浩,石塚満: "WWW/Mosaicと結合した自然感の高い擬人化エージェントインタフェース" 電子情報通信学会論文集DII. J79-D-II. (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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