平成6年度研究計画・方法に沿って以下のように実施した。 ○装置全体のコンパクト化、システム化を図った改良設計図を作成する。(望月、丹治、有屋田) ○比較校正法の検討。(望月、有屋田) 1)コンパクト化を図った装置のデイメンジョンを求めるため、川砂を用いた均一な地面を整え、これを小屋内に設置して現有の装置を用い実測し、どれほどの小型化が可能であるかを検討した。 2)装置の信頼性、精度を試験するため、活性炭法による測定装置を製作し、上記の砂上で現有装置との比較測定を実施した。 1)、2)の結果を踏まえ、コンパクト化、システム化を図った設計図を作成した。 ○現有の電位計に加え、同種の電位計を導入する。(望月) 振動容量型電位計(竹田理研8411型)を導入した。現有の電位計との比較校正を行ない、導入した電位計は旧型の電位計より精度、安定性とも向上しており、目的としている超微小電流を精度良く安定して測定し得ることを確認した。 本体部品を民間工場で加工、調達し、組み立てる。(丹治、有屋田、望月) 前記1)、2)に長期間を要したので、少々遅れているが、有屋田を中心に現在進行中であり3月末には出来上がる見込みである。
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