我々が、本研究を通して行ってきた成果をまとめると、以下のようになる。 1.冷電界放出型電子顕微鏡法の改良 高傾斜(60度)可能な対物レンズの作製試料汚染防止装置の作成最小電子線量撮影キットの改良 2.電子顕微鏡法とその画像解析法の開発 傾斜シリーズからの三次元再構成法の開発単一タンパク質の可視化法の開発らせん対称性に依らないフィラメント構造の解析法の開発新しいらせん対称性を用いた三次元再構成法の開発 3.クライオ電子顕微鏡法を用いた構造解析 キネシン-チューブリン系の三次元像細いフィラメントのカルシウムによる構造変化細いフィラメントの準結晶構造天然の細いフィラメントの構造解析アクチンミオシン複合体の構造アクチンフィラメントの構造とその揺らぎ 4.タンパク質工学とクライオ電子顕微鏡法の融合技術 アクチン-ミオシン複合体内でのミオシンN端位置の同定
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