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1994 年度 実績報告書

心筋SPECTと心エコー図の重ね合わせによる心筋潅流・代謝と壁運動の同代評価

研究課題

研究課題/領域番号 06558124
研究種目

試験研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

植原 敏勇  大阪大学, 医学部・附属病院, 講師 (80243202)

研究分担者 藤田 昌宏  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
神長 達郎  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
楠岡 英雄  大阪大学, 医学部, 助教授 (00112011)
井上 通敏  大阪大学, 医学部・附属病院, 教授 (30028401)
西村 恒彦  大阪大学, 医学部, 教授 (70237733)
キーワード心筋SPECT / 心エコー図 / 潅流 / 代謝 / 壁運動
研究概要

心エコー図の短軸断面像とT1-201心筋SPECT短軸面断局像の位置関係を補正するため、前者のエコービームの入射点につけたマーカーが後者のSPECTぞうのどの方向に現れるかを検討したところ、SPECT像の真上とマーカーとのつくる角度は平均で42度であった。心エコー短軸断面像ではこのマーカーの一が画像の真上にきていることになるので、心筋SPECT短軸像でこのマーカーが真上に来るように回転させ両者を重ね合わせた。
長軸断面像に関しては、当初予定していた4-chamber axial viewはマーカーの位置取りが困難でT1-201心筋SPECT長軸断局像との重ね合わせに再現性が保証できないことが判明した。そこで短軸面断局像と同一点からエコービームを入射し、短軸像から90度プローブを回転させて長軸断面像を得、最初のエコービーム入射点のマーカーから5-6cm離れた胸壁上にこの長軸面の平行方向を示す第2のマーカーを設置した。この第2のマーカーは、第1のマーカーを真上にして再び再構成をした心筋SPECT長軸断局像の平面上にほぼ一致して現れ、心エコーの長軸断面と一致することが確認された。以上のように今回両者の重ね合わせの基本的な方法論とその妥当性が確認できた。
一方、重ね合わせのシステムに関しては、平成6年度中にPower MACコンピューター、東芝性データ処理装置GCA9300とMACを接続するアダプター、心エコーデータをMACに取り込むスキャナーが揃い、全体のシステムは完了した。現在心エコー像とSPECT像を大きさを適当に合わせて単純に重ね合わせることは可能であるが、さらに両者の定量的な解析をベースに壁運動と心筋潅流を解析していく予定で検討を進めている。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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