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1996 年度 実績報告書

ランニング・シューズの運動性能評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06559007
研究機関東京工業大学

研究代表者

宇治橋 貞幸  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (80016675)

研究分担者 佐藤 文宣  ミズノ(株), 研究開発部, 研究員
福岡 正信  アシックス(株), スポーツ工学研究所, 研究員
宇佐美 彰朗  東海大学, 体育学部, 教授 (90119652)
小林 一敏  中京大学, 体育学部, 教授 (90015967)
伊能 教夫  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (70126308)
キーワードランニング・シューズ / 衝撃吸収 / 落錘試験 / 力学特性 / 官能評価 / 感性工学
研究概要

研究成果をまとめると以下のようになる。
(1) モニターを20名程度選び、各自に好みの新しいシューズを与え、廃棄するまでランニングのトレーニングに使用してもらった。シューズは、使用前から廃棄までその力学特性経過を追跡するとともに、モニターによる官能評価の経過をも調査した。
(2) 上記とは別の方法として、数名のモニターを選び異なる多くのシューズを使用してもらい、それぞれのシューズに対して官能評価を行うとともに、力学特性の計測を行った。
(3) 人による官能評価の精度を向上させるために、二者の比較に基づいた階層分析法の適用を試み、結果を整理した。
(4) 人に官能評価結果と定性的な傾向が一致するように機械試験による結果の各物理量に重みを付けた評価関数を定義した。
(5) 機械試験結果と人による官能評価に基づいた評価関数により、シューズに対する良し悪しの評価には、ソ-ルの衝撃吸収特性だけでなく、弾性率も大きく関係していることが明らかになった。
(6) 以上の結果により、シューズにおける一つの指針が明らかになるとともに、使用によるシューズの特性の劣化により使用者が廃棄を決断する状況が明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宇治橋貞幸・Woo Sock Heng 伊能教夫・宇佐美彰朗: "ランニング・シューズの力学特性の計測と評価法" 日本機械学会講演論文集. No.96-5(A). 489-492 (1996)

  • [文献書誌] 宇治橋貞幸・Woo Sock Heng・伊能教夫・西村哲彦: "シューズおよびサーフェスの力学特性の計測" 日本機械学会講演論文集. No.96-20. 111-115 (1966)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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