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1994 年度 実績報告書

NTT電話回線によるコンピュータネットワーク上の「哲学共同研究室」の実用的運用

研究課題

研究課題/領域番号 06559016
研究機関八戸工業高等専門学校

研究代表者

太田 徹  八戸工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (40168943)

研究分担者 高橋 要  八戸工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (60188000)
細越 淳一  八戸工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (90099763)
キーワードコンピュータ・ネットワーク / パソコン通信 / 哲学 / 電子掲示板 / 共同研究 / フォーラム
研究概要

今年度の目標は、平成3-5年度の科研費で乾性させた通信上共同研究ソフト「哲学フォーラム」の普及とともにその実用的な運用を行うことであった。
普及については、札幌での日本工業教育協会での研究発表、哲学研究者のあつまる各種学会、研究会における紹介、利用申込のあった研究者へのプログラムとデータベースの提供など精力的に行ってきた。その成果として東京大学高山研究室に事務局をおく「ヘーゲル論理学研究会」との協力態勢も作ることができた。
しかし、実際に普及活動をおこなったうえでの困難も見えてきた。それは「コンピュータ初心者」がコンピュータを使いこなすことに予想以上の困難を感じていることである。プログラム提供側が利用に関して全面的にバックアップすることは、利用者が散在し距離的に離れている状態ではなかなか難しい。利用者本人のかなりの学習努力が必要されるのである。
そうした困難にもかかわらず、利用希望者を徐々にふえており、「ヘーゲル論理学研究会」では文献分析にこのソフトウエアを利用している。来年度はヘーゲルの「講義録」の翻訳や文献解釈にこれを利用していく予定である。あわせて、マッキントッシュ以外の機種においても「哲学フォーラム」が利用できるように、Windows上のデータベース作成ソフト「Access」を利用してプログラムを新たに作成中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 太田 徹: "電話回線上にパソコン通信を利用して「共同研究室」をつくる試み" 日本工業教育協会「平成6年度工学,工業教育研究講演会論文集. 133-134 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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