研究分担者 |
山本 樹 放射光実験施設, 助教授 (20191405)
並河 一道 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10090515)
若林 克三 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (00029521)
鈴木 芳生 日立製作所, 基礎研究所, 主任研究員
青木 貞雄 筑波大学, 物理工学系, 教授 (50016804)
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研究概要 |
1995年6月から3ケ月かけてトリスタン主リング(MR)の軌道を一部放射光用に改造し直線部を生み出す。そこへ1周期4.5cm,120周期の永久磁石型アンジュレーターを設置し,第3世代光源の先を行く10^<18>〜10^<19>光子の超高輝度光源の作成を達成する。期待されるエミッタンスは5nmradである。ビームサイズが100m離れた地点で水平8mm,垂直1mm程度であるのでウォルター型の縮少光学系を用いてサブミクロンの単色ビームを作り各種応用実験を行なう。今年度はこのための準備研究にあてた。すなわち反射鏡の製作と評価,各種実験課題の洗い出しである。反射鏡の評価については(+,+)配置の光学系により評価したところ,縦倍率と横倍率に喰い違いが認められ,製作の精度を上げる必要性が明らかになった。エミッタンス測定は加速器研究にとって重要であるところから結晶光学系を利用した高精度の方法を考案し,軌道の重要な評価法とすることになった。
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