研究課題/領域番号 |
06559019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 放送教育開発センター |
研究代表者 |
伊藤 秀子 放送教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (00108052)
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研究分担者 |
大野木 裕明 福井大学, 教育学部, 教授 (60141462)
藤田 恵璽 聖心女子大学, 文学部, 教授 (60021317)
三尾 忠男 放送教育開発センター, 研究開発部, 助手 (20219596)
大塚 雄作 放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (00160549)
佐賀 啓男 放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (30196109)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | 大学教育 / 授業改善 / 教授法 / 教授学習過程 / 自己効力 / 対話型学習材 / 印刷教材 / 授業評価 |
研究概要 |
本研究は、心理学の学部教育を充実するための教授法、教材などを開発し、その効果を評価することを目的としている。平成6-8年度の研究計画についてつぎのような成果を得た。 1.教授に関する研究:(1)授業実践に関する調査を行い、教授者の自己モデリングと自己効力を指標として、教授者が授業改善に主体的にかかわっていく過程を明らかにした。(2)教授デザインとメディア教育に関する欧米の動向を概観し、授業設計や教材開発のための基礎資料を得た。(3)メディア技術の教育活動への応用に関連して、シンボルのデジタル処理について批判的考察を加えた。(4)アメリカの教師用ガイドブックを翻訳し、効果的教授法について研究した。 2.学習に関する研究:(1)問題解決型の授業を実践し、学生の授業に関する自己効力の構造と変化を明らかにした。(2)学生の授業に関する自己効力、目標設定、能力観、成績の関連を明らかにした。 3.印刷教材の研究:(1)大学教科書の効果的作成と使用の改善について問題提起した。(2)教科書の目録・目次データベースを作成し検索可能にした。一部については、図・表のデータベース化を試みた。(3)教科書の内容、構成の比較分析、印象評価などを行った。 4.教材の構造と効果に関する研究:(1)日米の心理学の映像教材のシリーズについて、教授内容、構成要素、提示法などを比較分析した。また、学習者の反応を調べ、理解しやすさ、興味・関心に関する基礎資料を得た。(2)ビデオ教材の表現スタイルと学習に関する諸要因の因果的関連について分析した。 5.対話型学習材の研究:(1)パソコンを用いた対話型学習材を開発して心理学実験演習で実施し、学生による評価を行った。(2)アメリカのコンピュータ教材を日本の授業で利用し、学生による評価を行って利用上の問題点を指摘した。 6.評価に関する研究:(1)同一教師による異なる授業について学生による授業評価を行い関連因子を比較分析した。(2)教授・学習評価支援システムを開発し、活用事例をもとにその特徴と今後の課題を指摘した。 7.研究成果の発表:日本心理学会第60回大会でワークショップを開催し、研究プロジェクトの成果の一部を発表した。活発な討論によって今後の課題が明らかにされた。
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