研究課題/領域番号 |
06610084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 札幌医科大学 (1996) 札幌学院大学 (1994-1995) |
研究代表者 |
澤田 幸展 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40045539)
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研究分担者 |
田中 豪一 北海道教育大学, 札幌校・教育学部, 助教授 (10167497)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | アンビュラトリ計測 / 血圧 / 心拍出量 / 末梢血管抵抗 / 昇圧エピソード / 行動日誌 / 血圧日内変動 / 最大エントロピー法 |
研究概要 |
男子大学生68名が、24時間ホルタ型血圧-心拍出量計を用いて、平均血圧、心拍出量、末梢血管抵抗を、5分毎に24時間測定された。また、行動日誌を用いて、昇圧エピソードと思われる事柄を1時間おきに3個程度、チェックするよう求められた。計測上のトラブルなどがない、満足すべきデータは、54名にとどまった。その結果、昇圧エピソードの血行力学的機序(1度のみ計測した39名)については、「会話」(17名のみ)が主として心拍出量増加、「TV」(17名)が主として末梢血管抵抗増加、「TVゲーム」(10名)が主として末梢血管抵抗増加、とそれぞれ判明し、従来の実験室的知見からの予想と一致した。次いで、昇圧エピソードの血行力学的機序における再現性(2度計測した15名)については、平均血圧における反応性〔=昇圧エピソード出現時平均血圧/直前(5分前)ベースライン時平均血圧〕の場合、計測-再計測間の相関係数が、「会話」(7名のみ)が0.207、「TV」(10名)が0.252、「TVゲーム」(5名)が0.304、であった。同じく、末梢血管抵抗および心拍出量それぞれの反応性から双方の比を求め、その計測-再計測相関係数を求めたところ、それぞれ0.283、0.366、0.412、であった。こうした中等度の相関は、従来の知見と符合するものであった。さらに、平均血圧の日内変動(1度のみ計測した39名)については、最大エントロピー法を用いて分析したところ、24時間全体で見た長期的変動が24.1時間周期、覚醒時および睡眠時毎にみた短期的変動が、それぞれ1.5時間周期および1.8時間周期であり、それぞれの巾スペクトルの傾きは、-1.077、-0.449、-0.421、であった。24時間全体でみた長期的変動は、l/f的スペクトルであるのに対し、短期的変動は、覚醒時と睡眠時とにかかわらず、人為的ないし行動的な要因に規定された、ホワイト・ノイズ的様相を呈する、と判明した。
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