• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

幼児における事象記憶とスクリプトの獲得

研究課題

研究課題/領域番号 06610099
研究機関千葉大学

研究代表者

中澤 潤  千葉大学, 教育学部, 助教授 (40127676)

キーワード幼児 / 事象記憶 / エピソード記憶 / スクリプト / 認知地図
研究概要

本研究では,日常的な事象体験を知識獲得の主要な手段としている幼児を主な対象に,幼児期の事象体験(すなわちエピソード記憶)から抽象的な知識命題的知識)への変化過程,反復経験によるスクリプトの形成過程,日常生活体験に基づく空間関係の長期保持について検討することを目的としている.
本年度は以下の諸点の検討を行った.
1.事象記憶ならびにスクリプトに関する文献の収集,整理をさらに行った.
2.幼稚園の空間配置関係とエピソディックな記憶の検討を行った.
3.幼稚園生活におけるスクリプトの獲得過程について,お弁当活動を対象に検討した.時期によるお弁当活動時の保育者の発語を分析すると,入園当初に特に食事の準備や片付け等,食事時のスクリプトの形成を促す発語が多く出現することを見出した.この研究については保育学研究に投稿,掲載された.
4.幼稚園行事の命題的記憶化過程の検討について,新入幼稚園児3歳児,4歳児を対象に遠足や運動会についての命題的に関して幼稚園の日程の都合で8年度に詳細な検討を再度行う.
以上,全体に当初の計画にしたがって進めた.少しずつ研究をまとめる努力を行っており,7年度は学会論文を1つ発表できた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中澤潤・鍛治礼子・石井恭子: "幼稚園教師の食事場面における援助の分析" 保育学研究. 33. 59-67 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi