研究概要 |
尺度1=運転における攻撃性(16項目)、尺度2=取り締まりや交通ルールに対する否定的態度(14項目)、尺度3=享楽的運動志向(14項目)、尺度4=シートベルト着用に対する否定的態度(5項目)、尺度5=「駐車禁止」の無視(5項目)、尺度6=自己顕示・衝動的態度(8項目)、尺度7=取り締まり効果の肯定と交通ルール遵守の態度(7項目)、尺度8=几帳面さ(8項目)、尺度9=運転における不安と集中欠如(6項目)、以上の9尺度について基準関連妥当性の高い尺度構成を行うことができた。 しかし、これらは大学生を中心とする若年運転者のデータをもとに得られたもので、その汎用性については問題性が指摘される。そこで平成7年度の後半は、各年令層の一般運転者(警察の処分者講習受講者、簡素講習受講者の優良運転者、一般企業の運転者等1,500名;尺度の汎用性を高めるために、現在も調査対象者を漸次追加している)について分析を加え、性別、年齢別、運転歴別、運転頻度別、事故の有無別、違反の有無別などの分析を通して、尺度の基準関連妥当性をさらに高めるために、質問項目のさらなる精選、質問項目のカテゴリーウェイト付けの再検討などを重ねてきた。 最終的には約2,000名のデータ数をもとに、平成8年度前半において、若年運転者の運転態度の尺度構成を確定する予定である。
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