• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 研究成果報告書概要

若年運転者の運転態度尺度構成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610139
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関追手門学院大学

研究代表者

藤本 忠明  追手門学院大学, 人間学部, 教授 (10079387)

研究分担者 東 正訓  追手門学院大学, 人間学部, 講師 (90238270)
研究期間 (年度) 1994 – 1996
キーワード若年運転者 / 運転態度 / 尺度構成 / 因子分析 / 正準判別分析 / 交通心理学
研究概要

交通事故統計の分析及び文献研究をもとに、若年運転者の特徴的な運転態度を明確にし、大学生448名を調査対象として若年運転者の運転態度尺度の構成を図った。尺度の一般性を高めるために、25歳未満の若年運転者516名を含む一般運転者2,256名を対象に再度調査し、若年運転者はもちろん全運転者に適用可能な運転態度尺度を構成することができた。尺度は7個で、それぞれ、(1)運転における攻撃性尺度、(2)取締りや交通ルールに対する否定的態度尺度、(3)享楽的運転志向尺度、(4)運転における不安と集中欠如尺度、(5)「駐車禁止」の無視尺度、(6)シートベルト着用に対する否定的態度尺度、(7)遵法的態度尺度、と命名した。これら7尺度はまた、〔I〕ルールを無視した運転傾向(遵法的態度のなさ、「駐車禁止」の無視、取締りや交通ルールに対する否定的態度、シートベルト着用に対する否定的態度)、〔II〕危険敢行的な運転傾向(享楽的運転志向、運転における攻撃性)、〔III〕運転における不安(運転における不安と集中欠如)の3因子構造となることが明らかになった。さらに、悪質運転者(745名)、普通運転者(1,459名)、優良運転者(52名)の3群の正準判別分析を行った結果、3群の運転態度の明確な差異を明らかにすることができた。悪質運転者はシートベルトを着用せず、駐車禁止場所に駐車し、攻撃的な運転をし、取締りや交通ルールに対して否定的である傾向が強く、優良運転者は遵法的かつ攻撃的でない運転傾向が強く示された。
本研究において、基準関連妥当性かつ信頼性いずれも高い運転態度尺度を構成することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤本忠明: "若年運転者の運転態度尺度構成に関する研究" 交通心理学研究. 12巻・1号. 25-36 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Fujimoto, T.: "A Study on Scale Construction of Young Drivers' Driving Attitude." Japanese Journal of Traffic Psychology. Vol.12, No.1. 25-36 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1999-03-09  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi