研究課題/領域番号 |
06610171
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 悟郎 長崎大学, 医療技術短期大学部, 講師 (00253691)
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研究分担者 |
上村 真紀 長崎大学, 医療技術短期大学部, 助手 (30232797)
太田 保之 長崎大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50108304)
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キーワード | 精神分裂病 / 家族支援 / 生活技能訓練 / 家族機能 / 4)以上のことより、家族の病気に関する理解度、治療への協力度、そして障害者への支援度などが再入院に関与している可能性が高いことが推測された。 |
研究概要 |
研究対象病院において、デイケア通所者の再入院の実態調査を行った結果、以下のような知見が得られた。 1)1993.7〜1994.7までの期間に一日でもデイケアに通所した精神障害者55名のうち、この期間中に再入院した者は11名(20%)であった。 2)再入院群(11名)と非再入院群(44名)の基本的属性を比較した結果、性別、デイケア開始時年齢、初診時年齢、罹病期間、診断名、延べ入院期間、保険区分、学歴、職歴、通院公費負担申請の有無、障害年金取得状況、訪問看護実施の有無などでは両群間に有意な差を認めなかった。 3)しかし、家族構成を比較すると、再入院群は単身者の占める割合が有意に高く、両親との同居率が低い。さらに、デイケア通所前の入院回数が有意に多い傾向が窺えた。次に家族教室の家族の参加状況と再入院との関係とみると、再入院群では家族教室への参加率が低い傾向が窺えた。
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