研究概要 |
情報化社会の到来によって,技術革新が急速に進行し,従来の技術を基盤とした資格制度の中に,適合性に欠けた側面が目立つようになり,新しい職業の概念が社会的に要求されてきている。平成6年度では,国家資格を中心に,職業のプロフェション性に関する客観的指標を以下のように作成し,データベースの入力作業を行っている。 1.プロフェション性の客観指標の構成 I.属性指標(国家資格名,専門分野,監督官庁,資格の設立年度等) II.社会・文化指標(資格獲得数・男女比,資格の呼称,試験の合格率等) III.副次的基本指標(報酬規定,宣伝の制限,専門教育,受験資格等) IV.基本指標(自由裁量権,名称・業務独占,倫理規定と罰則,職能団体) V.プロフェション性 2.プロフェション性に関する客観的指標をもとに,医療分野,法律分野,教育分野,土木分野,工学分野,その他の国家資格を対象に,工業化の発展をベース(第二次世界大戦,昭和40年代,平成元年の観点)にデータベースを産業分野別に資格制度と職業の視点からデータベースを作成する計画である。現在,医療分野のデータベースの作成に取り組んでる。
|