研究課題/領域番号 |
06610207
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研究機関 | 宇部短期大学 |
研究代表者 |
福永 善秀 宇部短期大学, 家政学科, 助教授 (40218946)
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研究分担者 |
石井 武士 福岡教育大学, 障害児教育学科, 教授 (10036866)
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キーワード | 聴覚障害 / ハンディキャップ / ハンディキャップ尺度 / 障害モデル / 障害の概念 / リハビリテーション / デイスアビリティ / インペアメント |
研究概要 |
今年度の研究計画は、欧米及び我が国の文献収集、先行研究の検討を行い、ハンデイキャップ尺度の構成・内容の検討することであった。もうひとつは調査協力者の交渉であった。 文献収集は順調に進み、これまで作成された尺度をほとんど収集し、現在これらの尺度の構成・内容・長所・短所を整理しつつある段階である。 もうひとつは尺度の構成・内容の検討であるが、この作業は先行研究の尺度で予備調査を実施し、この尺度をもとにその構成と内容を検討するという手順で進めている。現在は2回目の予備調査を行っている段階である。 1回目の予備調査では、音声知覚・コミュニケーションの問題は対話からマス・コミュニケーションまでの問題を見出すことができることが分かった。 問題は、これまでの尺度はスクーリニングから診断、さらに補聴器フィッテングの評価まで様々な目的にあわせて作成されており、本研究の目的を十分満たせないことである。 尺度構成・内容の検討はもうひとつの方向からも検討している。この方向からの研究は尺度構成のもととなる障害モデルの検討である。この作業は障害モデルに関する文献を収集し、それぞれのモデルを整理し、モデル作成の手順を検討している段階である。 現在は、先行研究と障害の概念に関する論文を執筆中である。 また、研究協力者、つまり被験者の交渉は進行中で、種々の聴覚障害者の団体と交渉中である。
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