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1994 年度 実績報告書

ジェーン・アダムズの思想とハル・ハウスにおけるセツルメント事業の研究-思想形成、子ども・婦人問題および移民問題への対応-

研究課題

研究課題/領域番号 06610217
研究種目

一般研究(C)

研究機関秋田大学

研究代表者

米澤 正雄  秋田大学, 教育学部, 助教授 (20175003)

キーワードジェーン・アダムズ / ハル・ハウス / セツルメント事業
研究概要

本年度は、3年計画の研究の初年度として、ジェーン・アダムズ(Jane Addams,1860〜1935)の思想とハル・ハウス(Hull-House)におけるセツルメント事業に関する基本的文献および世紀転換期のアメリカ合衆国の児童労働問題、婦人参政権運動、移民問題に関する基本的文献を、検索・収集することに重点を置いた。具体的には、Mary Lynn McCree編のJane Addams Papers所載の主要な諸論文、ハル・ハウスにおいてセツルメント事業に従事した主要なレジデントたち(フローレンス・ケリ-、ジュリア・ラスロップ、アボット姉妹、等)の論著を検索・収集するとともに、関連する社会福祉関係の雑誌(The Commons,The Survey,Annals of the American Academy of Political and Social Science,等)の検索も行った。
以上の基本的文献の検索・収集と並行して、本年度は、研究の基礎的作業として、アダムズの自伝(『ハル・ハウスの20年』、1910年)および彼女の思想と行動に関する伝記的研究についての吟味・検討を行なうとともに、アメリカ合衆国のセツルメント運動(女性社会科学者による社会調査も含む)についての近年の研究についても吟味・検討を行った。この検討作業は本年度において完了してはいないが、次年度以降の研究の全体的な見通しを得るうえで不可欠である。尚、本年度発表した論文は、移民に対するアダムズの影響を考察する際の、ケース・スタディである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 米澤正雄: "あるポーランド系ユダヤ人女性におけるジェーン・アダムズの思想と行動の受容--ヒルダ・S・ポラチェック『よそ者としてアダムズのもとへ-あるハル・ハウス少女の物語-』(1991)がアメリカ合衆国のセツルメント研究に提起するもの--" 秋田大学教育学研究-改革と教育 戸田金一教授退官記念号-. 113-136 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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