研究分担者 |
香原 志勢 立教大学, 文学部, 名誉教授 (60062501)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
平野 朝久 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40128773)
江川 びん成 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10015795)
森茂 岳雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30201817)
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研究概要 |
小学校5年〜中学校1年生を対象とした総合学習のカリキュラム「人間科」が開発された。それは、生徒の「人間理解と21世紀の暮らし方の探求」に役立つ教材として、「食と食文化」に教材を絞っている。即ち、このカリキュラムの目的は、地球生態系を守り資源の浪費を止めるという価値観の学習にある。 開発にあたり、地球と人類の危機、人類学などの人間科学、社会・文化システムについての科学が参照され、そこから教材がつくられている。全10単元は以下のとうりであリ、本報告では第4〜10単元について述べられている。 単元I「食べ物と命・体のつくり・行動の仕方はどう関係しているか?」 単元II「食べ物をめぐって,人間・生物と自然はどう結びついているか?」 単元III「生命の誕生からヒトの誕生まで,生物はどうわかれ,増えてきたか?」 単元IV「人間は食べ物についての技術をどう発展させてきたか?」(K校) 単元V「世界の人々は何を食べ,何を食べないか?」(F校) 単元VI「人問は食べ方の習慣・きまりで心をあらわす?」(W校) 単元VII「私たち日本人の食べ物は,今,どこから,どのように?」(F校) 単元VIII「人間は自然と食べ物を危なくしている?」(F校) 単元IX「人間は増え続ける人口を養えるか?」(W校) 総括単元X「私たちはこれから,どんな暮らし方をするか?-宮沢賢治の一生に学ぶ」 都内の3校の5年生のクラスで長期的継続的に実験授業がなされ、ビデオ撮影、テスト、調査などから授業の過程が分析され、結果にもとづいて改訂版が提出されている。
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