研究課題/領域番号 |
06610255
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 上智大学 (1996) 東海大学 (1994-1995) |
研究代表者 |
三輪 建二 上智大学, 文学部・教育学科, 助教授 (50212246)
|
研究分担者 |
入江 直子 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (00223355)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
キーワード | 成人教育方法論 / 成人学習者 / 男性セミナー / 解釈のパターン / 自己決定型学習 / 意識変容の学習 / 二律背反 / 比較成人教育研究 |
研究概要 |
平成8年度の研究活動は、以下の3点に分けられる。 ひとつは、これまでのドイツ成人教育方法論の諸概念(解釈のパターン・組織的な学習・省察など)を用いた上で、わが国の生涯学習・社会教育の方法論に関する論文をまとめたことである。この作業は、男性問題学習というテーマに直接は関連しないが、(男性に特有の)学習課題を見つけて学習すればよいとすることよりも、学習課題・内容・方法を見つけ、とらえ直しをする学習プロセスを重要視する考え方を打ち出した点で、問題提起になりえている。 2点目は、わが国における男性を学習者の中心にすえる学習-教育実践を展開したことである。「男性向けセミナー」(東京都中野区、平成8年実施)や「花婿学校」(日本青年館、平成8年6月から12月実施)の事業にチューター、助言者として参加し、プログラムの立案、実施、評価にたずさわった。これは、成人教育方法論の実践への適応という意味もあった。 3点目は、海外における成人教育方法論研究として、これまでのドイツのほかに、カナダの成人教育方法論(クラントン教授『おとなの学びをつくる』)の翻訳作業を共同でおこなったことがあげられる。平成8年度中の刊行はできなかったが、平成9年度中には刊行する予定である。
|