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1995 年度 実績報告書

インドにおけるベーシック・エデュケーションの概念と実際の変遷に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610261
研究機関九州共立大学

研究代表者

弘中 和彦  九州共立大学, 経済学部, 教授 (30000053)

キーワードベーシック・エデュケーション / マハトマ・ガンジ- / ワルダー計画 / ザキル・フセイン委員会 / 国立ベーシック・エデュケーション研究所 / サージャント・プラン / チャルカ- / 手紡ぎ
研究概要

平成7年度はベーシック・エデュケーションの提唱者、マハトマ・ガンジ-の教育思想とその実践上の特質(教育内容、組織、運営など)の究明を継続しつつ、研究計画に従いガンジ-後の当該教育の受容、解釈、実際活動の多様性の究明に力点を移した。
この文脈においてビハ-ル、タミルナド、マハーラーシュトラの各州のその特色をかなり把握することができた。平成7年度の研究成果の一端は主に石附 実編「比較・国際教育学」 東信堂における「インド-独立への軌跡と現代」(pp.199-219)(平成8年3月 刊行予定 後記「図書」参照)に結実しているが、今後も様々の形を通し随時、公表するつもりである。
本研究の推進に当たり、本年度もまた国内の諸研究機関(国立国会図書館、国立教育研究所、アジア経済研究所など)を活用したが、平成8年1月には自費で約2週間、カ-シ-・ヴィドャピ-ト(マハトマ・ガンジ-によって1921年、国民大学として創設)のA. K. Pandey博士など、本研究分野の専門家との交流を深めまた関係資料の入手に努めた。今後の本研究の展開としては、反植民地教育であると共に、社会の底辺層のもつ抑圧された知識・技術を学校カリキュラムに反映する革命的意義を有する当該教育が、しだいに「仕事経験教育」へと転換していく実態と背景をも視野に入れた、全体的まとめを期している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 弘中和彦: "国際教育交流研究の手法-日印関係を視軸に-" 日本比較教育学会 紀要. 21号. 23-30 (1995)

  • [文献書誌] 弘中和彦: "近代における知的交流の位相-日本とインド-" 宗教文化(宗教文化懇話会会報). 第67号. 1-2 (1996)

  • [文献書誌] 弘中和彦: "「インド-独立への軌跡と現代」『比較・国際教育学』" 石附 実編 東信堂, 400(199-219) (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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