研究課題
本年度は香川県金刀比羅宮等26カ所で、近世初期から第2次世界大戦前までの奉納絵馬合計601点(制作素材は膠絵・油絵・印刷等17種を教えた)について、その制作技法(作画材料・技法及び部材の構成)と保存状況(支持体、絵具層、額装等の保存状況)を調査した。調査した絵馬の所在地と制作素材は下表の通りである。本調査結果に7年度約80点の調査を加え、制作技法・材料と保存状況の関係について分類・分析し、研究成果をまとめるが、当初予定より約200点増の調査となる。本年度は全体の90%の調査を行なうことができた。