7月28日〜29日 宇佐宮関係の資料のための予備調査(折衛)を行った。 8月5日〜6日 香春神社・大分宮・竃門神社・宇美宮などの本調査を実施するための予備調査を行った。 9月30日〜10月2日 香春神社・大分宮・宇美宮関係の文書・絵図など調査・撮影を行った。 10月31日〜11月1日 宇佐宮保管の樋田中心文書・福本文書の調査・撮影を行った。 2月2日〜6日 京都府八幡市石清水八幡宮所蔵のうち、弥勒寺関係文書の調査・撮影を実施した。 3月22日〜25日 福岡市筥崎宮、久留米市高良神社の調査とくに江戸時代の境内図の調査。 3月26〜28日 宮崎市周辺の弥勒寺領荘園と神社の調査を行った。 本年度の研究は、まず九州に点在する宇佐弥勒寺末寺に関する記録・文書の調査整理を実施し、その上で、上記のように弥勒寺に関係した神社や寺の現地調査、関連文書の調査を行った。この調査では、弥勒寺の末寺になった神社では、神宮寺や境内の堂に弥勒寺や弥勒堂があることを確認した。また、石清水八幡宮の調査では、石清水の特別な計らいで「桐2-13」石清水宮璽御筥事紙裏文書や宇佐宮年中行事などの調査を行い、平安時代から鎌倉時代初頭の弥勒寺と石清水の関係の解明の手掛かりを得た。石清水文書の調査については、その成果を現在まとめている最中で来年度には論文としてまとめる予定にしている。
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