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1995 年度 実績報告書

八幡宇佐宮領荘園に関する研究-神宮寺弥勒寺領を中心にして-

研究課題

研究課題/領域番号 06610325
研究機関別府大学

研究代表者

飯沼 賢司  別府大学, 文学部, 助教授 (20176051)

キーワード八幡 / 宇佐宮 / 弥勒寺 / 石清水 / 荘園 / 神宮寺 / 放生会 / 年中行事
研究概要

昨年度に引き続き、弥勒寺の支配下にあった九州各地の八幡宮の調査を行なった。本年度は箱崎八幡宮(福岡市)、藤崎八幡宮(熊本市)、宮崎県北部の八幡宮の調査を行ない、併せて大分県内の弥勒寺領の寺、妙覚寺、藤尾寺、宝満寺、永興妙法寺などの調査も実施した。これで、鹿児島県を除く、九州内の主な弥勒寺領寺院神社の調査はほぼ終了した。また、東京大学史料編學所において、弥勒寺関連の史料の調査を行なった。
研究としては、先ず中世の弥勒寺の研究の前提となる奈良時代の八幡神の政治上の位置付けを明らかにする論考を発表した。また、昨年石清水八幡宮の調査で得ることのできた「宇佐年中行事」(鎌倉時代の弥勒寺の年中行事を記した書類)の諸写本の検討を通じて、弥勒寺の年中行事の実態を明らかにした。現在この年中行事『託宣集』などを使い、宇佐宮の放生会の行事の分析を行った論文を執筆中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 飯沼賢司: "鎌倉時代の宇佐八幡宮の年中行事に関する一考察" 別府大学『史学論叢』. 26. 55-108 (1995)

  • [文献書誌] 飯沼賢司: "『西海と南島の生活文化』「奈良時代の政治と八幡神」" 名著出版, 520(うち50ページ) (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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