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1996 年度 実績報告書

ブルガリアにおける中世集落の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610366
研究機関東海大学

研究代表者

金原 保夫  東海大学, 文学部, 助教授 (20161614)

キーワードブルガリア / 中世集落 / トラキア / バルカン半島 / 中世都市 / ビザンツ帝国
研究概要

本年度は当初の計画に従って以下の調査・研究を行った。
1.資料の収集と整理:中世集落に関する研究論文、考古学的発掘調査の報告書等の資料・文献の調査・収集の継続。資料の中でも地形図(ソ連・ロシア作製・10万分の1)が入手できたことによって中世集落のより正確な分布図の作製が可能になった。
2.集落分布図の作製:縮尺10万分の1の地形図をベースにして集落分布図の作製に着手した。
3.研究成果の報告:前年度(1995年)に実施したブルガリアでの調査資料を研究誌に掲載した。
4.研究展望:本研究課題を3年間継続して研究したことによって以下の成果を得ることができた。
(1)資料の収集・整理によって『参考文献目録』、『ブルガリア中世集落一覧』を作成し資料のデータ・ベース化を行った。
(2)考古学的資料(集落の分布図、遺跡周辺の地形と土地利用状況、遺構・遺物の実測図や写真)の画像データ・ベースの作成
(3)研究地域の確定:ブルガリア南部から北ギリシア、トルコのコーロッパ部におよびトラキア地方に注目し、個別の地域研究を通じて中世集落の特徴を理解する。
以上の研究成果を踏まえて現在、トラキア地方の中世集落分布図を作成しており、上記の『参考文献目録』・『中世集落一覧』と合わせてブルガリア中世集落の基礎資料が完成することになる。今後、これらの資料を刊行し、トラキア地方の中世集落の特徴および集落相互関係に関する研究論文を研究誌に掲載する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 金原保夫(共著): "デャドヴォ遺跡(ブルガリア)第10次発掘調査概報(1995)" バルカン・小アジア研究. XX. 65-96 (1996)

  • [文献書誌] R.Browning ロバート・ブランニング著、金原保夫訳: "Byzantium and Bulgaria『ビザンツ帝国とブルガリア』" 東海大学出版会, 365 (1995)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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