研究概要 |
総合コンコーダンスの第7分冊(M),第8分冊(N〜O),第9分冊(P),第10分冊(Q〜R)を完成し、内外の研究機関と研究者に配布した. 一部の研究者から指摘されている見出し語化(レマティゼイション)の必要性については,変化語形を尊重した形で出力することにした. この資料と資料の作成方法(言語分析用プログラム)を基に,次の研究者と連絡をとりながら,言語研究のネットワーク化を一部実現した.ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア大学のホセ・アントニオ・サンペ-ルが録音資料のテキスト化を終了し,現在分析を進行させているが,申請者はこれのコンコーダンス化のためのコンピュータ・プログラムを完成した.ベルギーのド・コック氏(ルーバン大学)を中心とする現代スペイン語文法研究の共同研究では多くの統計的手法を用いて,「動作名詞」の文法的特性を分析した.また,世界のスペイン語のラジオ・テレビ・新聞のテキスト化を独自のプログラムで実現するメキシコのラウル・アビラ氏(コレヒオ・デ・メヒコ)に協力し,氏のプログラムのEXEGESISを「スペイン現代演劇作品」のコーパス分析に応用した.
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