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1994 年度 実績報告書

奄美北部諸方言アクセント体系の記述調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610470
研究機関東京大学

研究代表者

上野 善道  東京大学, 文学部, 教授 (50011375)

キーワード奄美北部諸方言 / アクセント / 複合語 / 付属語 / 用言の活用形 / 通常相 / 継続相
研究概要

1.次の地点の記述調査を実施できた。
(1)喜界島大朝戸方言,(2)喜界島湾方言,(3)喜界島中里方言,(4)喜界島荒木方言,(5)喜界島花良治方言,(6)喜界島阿伝方言,(7)喜界島塩道方言,(8)喜界島佐手久方言,(9)喜界島小野津方言,(10)奄美大島佐仁方言,(11)名瀬市芦花部方言,(12)加計呂麻島芝方言,(13)徳之島浅間方言
記述対象となったのは次のアクセント項目である。
(1)複合語,(2)付属語,(3)用言の活用形,(4)動詞の通常相//継続相の対立のあり方
3.成果
(1)喜界島諸方言については,入力と分析を一通り終え,資料編を公表した。→発表物
(a)基本的に2型アクセントであるが,複合語における一種の式保存は,予想通り成り立たないことが分かった。
(b)付属語は自らのアクセントをもたないが,一部地域的にまとまって,例外をなすものがある。
(c)用語の活用形のアクセントからは,整然とした規則が見つかった。
(d)通常相//継続相をアクセントだけで区別する対が多数見つかり,その規則を明らかにした。
(e)これらの資料も成果も,従来報告のなかったことである。
(2)佐仁・芦花部方言は入力を完了した。
(3)芝・浅間方言は現在入力中である。いずれ公表の予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 上野善道: "喜界島方言の活用形と複合名詞のアクセント資料" アジア・アフリカ文法研究. 23. 151-236 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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