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1995 年度 実績報告書

高齢者・老人の人権の憲法学的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06620019
研究機関京都産業大学

研究代表者

竹中 勲  京都産業大学, 法学部, 教授 (40144604)

キーワード高齢者 / 自己決定権 / 成年後見制度 / 公的介護保険 / オンブズマン / 世代間公平
研究概要

平成7年度は、平成6年度に引き続き、(I)高齢者の人権(自己決定権・生存権など)についての比較憲法的分析作業、および、(II)日本における要介護高齢者の施設福祉システムの現状についての実態調査作業と理論分析作業を継続した。
高齢者の人権をめぐる憲法理論の現況と問題点については、論文「高齢者の人権と憲法学」、「年齢による区別の合憲性」として結実させ、人権基礎論、人権の実効的救済方法論という基本問題へと展開させていくための今後の研究の基礎を固めることができた。
また、平成7年度半ばにしてとりわけ重要視されるに至った諸課題-成年後見制度、公的介護保険制度に関する基礎理論と具体的提言等-についても取り組んできた。もっとも、「世代間公平の原理」の法律学的分析もアメリカで比較的最近行われ始めたにすぎないこともあって、なお、比較法的検討を継続すべく、平成7年度末の時点ではこれらの諸論点については、未だ個別論文として公刊するに至っていない。今後、スェ-デン・ドイツ・アメリカなどの外国視察調査(本件科研補助金の対象外)の機会を得て、これらの諸点についても個別論文として完成したいと考えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 竹中勲: "高齢者の人権と憲法学(一)" 産大法学. 28巻3号. 138-174 (1995)

  • [文献書誌] 竹中勲: "高齢者の人権と憲法学(二・完)" 産大法学. 29巻1号. 22-59 (1995)

  • [文献書誌] 竹中勲: "年齢による区別の合憲性" 法学教室. 180号. 53-56 (1995)

  • [文献書誌] 竹中勲: "憲法上の自己決定権の意義" 産大法学. 29巻4号. 25-61 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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