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1995 年度 実績報告書

消費者信用取引における担保設定に関する多数当事者間契約の実証的・比較法的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06620037
研究機関立命館大学

研究代表者

中井 美雄  立命館大学, 法学部, 教授 (60066602)

研究分担者 山本 隆司  奈良産業大学, 法学部, 教授 (10150765)
佐上 善和  立命館大学, 法学部, 教授 (50081162)
和田 真一  立命館大学, 法学部, 助教授 (80240547)
荒川 重勝  立命館大学, 法学部, 教授 (00066680)
長尾 治助  立命館大学, 法学部, 教授 (90014430)
キーワード消費者 / 信用取引 / 物的担保 / 人的担保 / 非典型担保 / 典型担保 / 担保設定契約 / 銀行責任
研究概要

「消費者信用取引における担保設定に関わる複数当事者の契約関係、各当事者の権利義務について」、実証的な研究をまず行った。本年度の研究の視角は、前年度の2回の課題設定共同研究会(1994年12月23日報告者中井美雄 報告テーマ:債権の流動化とクレジット債権-資金調達の仕組みをめぐる法律問題を中心に-、および、1995年3月14日報告者:田中幸弘氏[日本信販法務部] 報告テーマ:特定債権法をめぐる最近の問題-特に民法関係を中心として-」)での報告と議論に基づいて設定した。しかし、1995年10月の日本私法学会シンポジウム(およびそれに先だってNBL誌上)では、「担保法学の当面する課題」のテーマで、上記研究テーマとも密接に関係する抵当権、債権非典型担保、不動産非典型担保、保証、弁済者代位に関する大きな研究が発表されるなどし、結果的には全般的に広く資料文献の収集、研究に努めざるをえず、研究領域の一層の重点化は困難であったので、本年度は研究代表者・分担者のもとで、分担に応じて、資料を実証的に分析し、理論的問題を析出することに十分時間を当てた。
このほか比較法研究では、ドイツの銀行取引に関して、企業破産時のホームバンクおよび企業経営者の責任財産維持義務、ないし、その義務違反によって損害を被った債権者に対する損害賠償責任に関する判例・資料の収集、研究を行った。わが国の実務・理論との比較検討が今後の課題である。
以上に基づき、年度内に、本年度の各研究分担者の成果を総括し、成果発表に向けた準備を行う共同研究会を持つ予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 長尾治助: "判例 クレジット法" 法律文化社, 262 (1995)

  • [文献書誌] 中井美雄: "債権総論講義" 有斐閣, 530 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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