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1994 年度 実績報告書

近代自然法学とアダム・スミスの経済理論および国家論の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 06630007
研究種目

一般研究(C)

研究機関岡山大学

研究代表者

新村 聡  岡山大学, 経済学部, 教授 (00167561)

キーワード自然法学 / アダム・スミス / ヒューム / 共感 / 見えざる手 / 貨幣数量説
研究概要

1.近代自然法学、重商主義、アダム・スミス、貨幣数量説などに関する古典および現代の研究文献を収集した。
2.グロチウス、ホッブズ、プ-フェンドルフら近代自然法学者とアダム・スミスの分業・協業・所有に関する認識を比較検討し、さらにJ.S.ミル、マルクスらの理論とも比較して17-19世紀における理論的発展を整理し、1994年10月24日に経済学史学会第58回大会で「分業・協働・所有」と題する学会報告を行った。
3.アダム・スミスの市場社会認識を「共感」と「見えざる手」の概念を軸に考察して、1994年11月9日に日本経済研究センターで報告するとともに、その内容を会報に掲載した。
4.ヒュームとアダム・スミスによる近代自然法学の社会契約説に対する批判について考察し、両者の理論の継承と批判の関係を明らかにした。現在ヒュームの社会契約説批判について論文を執筆中で、引き続きスミスについても論文執筆を予定している。
5.重商主義から古典派経済学にいたる貨幣数量説の系譜を、ロック、ステュアート、ヒューム、アダム、スミスなどを中心に検討し、さらにケインズによる貨幣数量説批判とマネタリストによる貨幣数量説の現代的再生について考察をすすめている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 新村 聡: "市場社会の前提としての人間と国家" 日本経済研究センター会報. 718. 40-45 (1994)

  • [文献書誌] 新村 聡: "経済学の成立" 御茶の小書房, 378 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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