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1994 年度 実績報告書

離散的経済モデルの理論的および実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06630011
研究種目

一般研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

佐々木 宏夫  早稲田大学, 商学部, 助教授 (30196175)

キーワードアサインメント・ゲーム / マッチング / コア / 競争均衡 / 整合性 / 分割不可能性 / 離散的経済モデル / 外部性
研究概要

平成6年度には理論的研究を開始すると同時に実証研究等のためのコンピュータ利用環境の整備などを行なった。具体的には、理論的研究に関しては、以前から続けてきたアサインメント・ゲームのコア(これは、ある種の分割不可能財と貨幣を伴なった離散的競争均衡モデルの競争均衡配分の集合に一致する)の「整合性」等の公理による特徴付けの研究に関して、論文の表現形態等を改善するなどしてこの研究を完成させた。(この論文は、「11.研究発表」欄に記載の通り、学術雑誌への掲載可能の返事をすでに当該雑誌編集長より受け取っている。)また、両面マッチングモデルの一般化に関する理論的研究を開始し、外部性を伴なった場合の安定性の定義および安定な配分の存在に関してある程度肯定的な結論を得た。さらに、同モデルにおいて、パレート最適で安定な配分が必ず存在することも示した。さらに、「整合性」公理のさまざまな経済モデルの有効性について内外の諸研究に関する情報を収集した。
このように、理論研究については、平成7年度以降の理論研究の基礎作業を行なうという当初の目的はほぼ達成された、外部性を伴なった両面マッチング問題に関しては解の存在等に関してかなり一般性のある定理が証明され、単なる理論的研究の準備作業以上の成果が得られたものと思う。また、実証研究の準備作業についても予定通りの進展がなされた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐々木 宏夫: "Consistency and Monotonicity in Assignment Problems" Iuternational Journal of Game Theory. (発売予定).

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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