研究概要 |
本研究は、平成6年度からの2年間の研究として、技術指向企業の潜在的技術力を測定するための指標としてテクノポテンシャル(Techno-Potential)という新しい概念を提案し、研究開発活動および「技術力」の特徴と相違点を明らかにすることを目的とした。 平成7年度は、テクノポテンシャルを研究開発投資の累積と陳腐化から概念化し定式化し計測・操作可能なものにした後、それを用いてわが国の研究開発活動の特徴を抽出した。また、コピーはきわねて容易であるがその創造には莫大な労力を要するという情報知識産業の特質を踏まえて、情報知識産業を育成するための政策についても考察した。得られた知見は、広く、学会発表会、学術雑誌、国際会議等で発表した。その主なものは、以下の通りである。 (1)Evaluation and Comparison of Public Policy for Encouraging Information Technology, 経営情報学会誌、vol.4, no.2, pp53-70, 1995 (2)SOFT Science and Technology: Its Aims, Scope and Implementation, Proceedings of PACIS95, Singapore, June 29-July 2, 1995 (3)Strategic Soft Systems Approach, Tutorial Session at PACIS95, Singapore, June 29, 1995
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