第2年度であった平成7年は、初年度に行なったドイツ職業教育制度全般にわたる研究の上に、そのより具体的な関連性を、ドイツの大学教育制度と結びつけて研究、整理し、後半期、外国人を対象とした職業研修制度の問題に視点を拡大した。研究は、まずドイツに滞在する外国人青年(男・女)の教育環境の問題(例えば、ドイツ語、家族、住居等)を、職業学校・企業において研究し、さらに具体的な業種別の職種養成の状況を明らかにした。また、現在は、ドイツの海外援助(ODA)と人材教育との問題も視野に置いている。 今年度本研究テーマに関連して研究発表したものは、口頭発表2回、論文3、提出済論文(発行予定1996年4月)1、である。 口頭発表分は、以下の通り。 (1)1995年8月「ドイツのME化と商業職種教育」日本商業教育学会第6回全国大会(於、北海道情報大学) (2)1995年11月「ドイツにおける人材教育と海外援助」日本国際開発学会第2回全国大会(於、東洋大学)
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