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1995 年度 実績報告書

磁気光学フィルターによる太陽の微小速度場の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06640362
研究機関国立天文台

研究代表者

宮崎 英昭  国立天文台, 乗鞍コロナ観測所, 助教授 (00012873)

研究分担者 和田 節子  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (30017404)
一本 潔  国立天文台, 太陽物理学研究系, 助教授 (70193456)
キーワード太陽対流層の力学とダイナモ作用 / 太陽振動・微小速度場 / 長期安定性磁気光学フィルター / 高温ナトリウムガスセル
研究概要

研究目的は、特殊な磁気蒸気光学フィルターを作成し、それを使って、太陽面対流圏の高精度の速度場、磁場情報を得るのが目的であるが、すでに開発した現用のフィルターを改良して、性能向上を目指し、かつ又、長期安定性のあるフィルターにし、安定した高精度のデータを取得しようとするものである。
今年度は、フィルター用チューブの胴部と、高温ナトリウムガスに対して安定な、光学研磨されたYAG窓材(Yttrium-Aluminium-Garnet)との封着実験を行なった。
600℃近くに加熱しての封着は、温度条件が厳しく、完全な形で使用可能になったセルは2ケのみであった。(担当:和田節子)
ナトリウムガスを発生させるためのフィルターセルの加熱筒は、真空中で加熱した時に不純物のガスが出にくい白金線をヒーターに使用して製作し、加熱テストを行なった。セル内に散乱していたナトリウムを、加熱処理によりナトリウム溜めに集め、エージング行程を経てナトリウム磁気蒸気フィルターとしての機能テストを行なった。分光器によるテストでは十分に使用出来る性能を確認した。(担当:宮崎英昭)
データ取得・解析用プログラムは、手直しを行い完成した。(担当:一本 潔)
新材料を使っての特殊セルの製作は、開発実験の繰り返しが必要なため、作業は計画より遅れているが、此等のシステムを使って、現在データの取得が始まったところである。データの解析結果については、今後、十分なデータ集積の後となる。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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