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1994 年度 実績報告書

高温液体アルゴン・キセノンを用いた電離箱によるエネルギー

研究課題

研究課題/領域番号 06640536
研究機関埼玉県立衛生短期大学

研究代表者

柴村 英道  埼玉県立衛生短期大学, 一般教養, 助教授 (30100605)

研究分担者 増田 公明  埼玉県立衛生短期大学, 一般教養, 助教授 (40173744)
キーワードEuergy Resolution / Liquid Argon / Liquid Xeuon / ionization chawber / ionization
研究概要

液体希ガスを用いた放射線検出器のエネルギ分解能について、実験値が理論の予想に比べて悪いという以前からの問題の解明とより高いエネルギ分解能の達成を目的としている。このために、希ガス液体を3重点より高い温度としてその密度を低下さて、そこで液体電離箱を動作してエネルギ分解能を研究する。
本年度はそのためのチェンバーを設計・製作し、真空排気系統の準備をした。電流導入端子などの部品は極力手持ちのものを使用することとした。また、希ガス液体中に酸素や酸化窒素その他の電気陰性度の高いの不純物がエネルギー分解能を悪化させることがこれまでの経験でわかっている。この不純物の除去のためにTi、Baをゲッターとする純化装置を持っているが、これを接続する準備をした。
電離箱からの信号は前置増幅器、線形増幅器、MCA、パーソナルコンピュータを用いて記録するが、本年度そのパーソナルコンピュータを購入した。手持ちのデータ収集ソフトウェアを少し手直しして、実験に備えた。
また、準備研究として今年度購入したパーソナルコンピュータも使用して、これまでの希ガス液体を用いた放射線検出器のエネルギ分解能の実験結果を再解析した。光電離分子を添加した希ガス液体の実験結果にもとづいて、以前有力とみられたThomasらのエネルギー分解能に関する再結合説を否定した。この結果は"Test of the Recombination Model for the Energy Resolution in an Ionization Chamber Filled With Liquid Argon or Xenon"として平成7年4月号のJJAP誌に掲載される予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] E.Shibamura、K.Masuda et al.: "Test of the Recombination wodel for the Ehergy Resolution in Ionization Chamber Filled with Liquid Argon or Xeuon" Japanese Jourual of Applied Physics. 34(未定). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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