• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

TTF系有機合成金属の拡張と新規有機合成金属の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06640752
研究機関姫路工業大学

研究代表者

山田 順一  姫路工業大学, 理学部, 助手 (90191311)

研究分担者 安西 弘行  姫路工業大学, 理学部, 教授 (40222773)
キーワードTTF系有機合成金属 / 有機スズ化合物 / ルイス酸 / 複合化 / DHTTF誘導体 / 新規DSDTF誘導体 / 新規TTF縮環系ドナー / 二環系縮合ヘテロ環
研究概要

新規TTF系有機合成金属を開発するために次の研究を行った。
1.有機スズ化合物とルイス酸の“複合化"による新規TTF系ドナーの効率的合成法の確立
〈スズ化合物-エステル-Me_3Al〉の組み合わせにより様々な非対称TTF誘導体の合成に成功した。
〈スズ化合物-ジハライド-BF_3・OEt_2〉の組み合わせによりヘテロ環に富んだドナーの合成に成功した。
2.DHTTF誘導体を用いた新規有機金属の開発
今までに知られている有機合成金属の中で、最もπ系のドナーを用いた有機合成金属の開発に成功した。
3.新規DSDTF誘導体を用いた有機合成金属の開発
5種類の新規有機合成金属の開発に成功した。
4.新規TTF縮環系ドナーを用いた有機合成金属の開発
15種類の新規有機合成金属の開発に成功した。
5.二環系縮合ヘテロ環を有するドナーを用いた新規有機合成金属の研究
今までに知られている有機合成金属の中で、最も平面性に欠けるドナーを用いた有機合成金属の開発に成功した。
現在、以上の新規有機合成金属の構造と物性との関係を明らかにするためX線構造解析を行っており、いくつかの錯体については構造解析に成功している。今後の課題としては、すべての錯体について構造と物性との関係を明らかにし、従来のTTF系有機合成金属における構造と物性についての解釈を拡張できるかを検討することである。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi