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1994 年度 実績報告書

浸透圧に応答するベタイン合成酵素遺伝子のプロモーターの解析

研究課題

研究課題/領域番号 06640838
研究機関名古屋大学

研究代表者

高倍 鉄子  名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (60089852)

キーワード浸透圧調節 / ベタイン / ベタインアルデヒド脱水素酵素 / プロモーター
研究概要

我々は以前に大麦より浸透圧調節に関与するベタインの合成の最終段階を触媒するベタインアルデヒド脱水素酵素(BADH)のcDNAのクローニングを行っている。
BADH cDNAをプローブとして、大麦に塩や乾燥ストレスを与えた場合、そのmRNAが非常に顕著に誘導されることを見い出した。又塩/乾燥ストレス下では植物ホルモンアブシジン酸が誘導されることが知られているが、BADHのmRNAレベルが外から加えたアブシジン酸によってさらに顕著に誘導されることも見い出した。従って、アブシジン酸を介してベタインアルデヒド脱水素酵素の遺伝子発現がおこることが示唆された。そこで、これらの発現様式をさらに詳細に解析する目的で、ゲノシックDNAのクローニングを行った。我々が以前に取ったBADH cDNAに相当するゲノミックDNAを得ることができた。1年間の研究期間では詳しいプロモーター解析に至ることはできなかったが、塩基配列の決定を行うことができた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] S.Kishitani: "Accumulation of glycinebetaine during cold acclimation and freezing to lerance in leaves of winter and spring bavley plants" Plant, Cell Environ.17. 89-95 (1994)

  • [文献書誌] M.Ishitani: "Gene expression of betaine aldehyde dehydrogenase in response to oomotic stress and abscisic acid" Plant Mol. Biol.(in press).

  • [文献書誌] M.Nomura: "Synechococcus sp.PCC7942 transformed with Esherichia colibet genes produces betaine from choline and acqeires resistance to salt-stress" Plant Physiology. (in press).

  • [文献書誌] T.Hibino: "Expression and characterization of Met 92 Gln mutant plastocyanin from Salina platensis" J.Biochem.(in press). (1995)

  • [文献書誌] 高倍鉄子: "ベタインによるイネ耐塩性付与の可能性" 農林水産ジャーナル. (印刷中). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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