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1994 年度 実績報告書

電界電離質量分析法に基づくクラスター表面反応解析装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06650016
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

種村 眞幸  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30236715)

キーワードマイクロクラスター / 表面反応 / 電界電離 / 質量分析
研究概要

本年度の研究施計画は以下の通りである。
1.全体システムの組立及び調整: 実験装置(図1)の試作、組立を行うと共に、低融点金属クラスターを用い、システムの調整、検収を行う予定である。装置は、マイクロクラスター(MC)源、電界電離(F1)源、第1アインツェルレンズ(1-EL)、第1四重極質量分析計(1-QMS)部、イオン速度制御部、ガス反応空、及び、第2アインツェルレンズ(2-EL)、第2四重極質量分析計(2-QMS)部より構成される。MC源、FI源、1-EL及び、1-QMSは既に、「クラスターサイズ非破壊測定装置」として完成しており、従って、今回の試作では、1-QMSの直後に弟2偏向板(2-DF)を付加すると共に、更にイオン速度制御部、ガス反応室、2-EL、及び、2-QMS(図1、表皿反応解析部)を追加する格好となる。
2.低融点金属クラスターの反応性に関する実験:本システムの質量分析計の質量分析範囲が、1-QMS、2-QMS共にm/e=1-400である事から、まず、低融点、低分子量金属、Li、A1、Zn、Mnに的を絞り実験を行う。反応ガスには、H_2、O_2、NH_3、NO、H_2Oを予定している。
計画1は既に完了し、現在計画2を精力的に実施中である。一例を挙げれば、Li-H_2O系では、従来の電子衝撃イオン化法では確認されていない、 Li_nOHの形成が確認されており、FI法の有用性を如実に示している。平成7年度には、上記金属に加え、Mg、Rbでの実験にも着手する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Tanemura: "Field Lonization Mass Spectrometry of Microclusters" Proeedings of the 5th Symposium on Beam Engineering of Advanced Material Syntheses. 109-112 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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