研究概要 |
平成6年度研究計画に基づき,次ぎの作業が完成している. 1.ブラウン運動の軌跡に対する端点効果の理論的・数値的計算の実行(現時点では未発表だが,学術論文誌に投稿を予定している) 2.ブラウン運動の軌跡に対する,折れ線近似の辺の長さの影響の理論的・数値的計算の実行(応用力学連合講演会にて口頭発表済み,更に詳細を詰めて,学術論文誌に投稿の予定) 3.株価データが平均回帰するモデルの提案(APORSにて口頭発表済み),これは,未だ改善の余地があり,改善を行った後学術論文誌に投稿の予定. もう一つの予定課題であった,海岸線の実計算については,細部の詰めが残っており,現時点では発表がすんでいないが,1995年のICIAM'95(掲載予定文献参照)にて発表の予定である. さらに,これらの基礎をなす「長さ」の解析の過程で,申請者の提案した「長さ」がデジタル幾何学で従来から知られている「デジタルな直線」,「デジタルな凸性」を素直に説明しうることを発見し、論文誌に採録が決まっている.(掲載予定文献CVGIPの項参照)
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