| 研究概要 |
本研究は,機械組立図面をイメージスキャナを用いてオフライン入力し,最終的にCADのコアモデルとして利用するためのアセンブリモデルに変換するまでの機械組立図面認識システムを開発し,併せて機械製品CAD用汎用アセンブリモデラのプロトタイプを開発することを目的とする。
本年度は,これまでの研究結果に基づき,以下のような研究を行った。
1.認識結果をアセンブリモデルに変換するアルゴリズムの開発を行った。組立図面中に含まれる潜在的な情報(三次元情報を含む)を最終的に三次元の明な情報形態をもつアセンブリモデルに変換するには,いくつかの中間的なモデルが必要である。この部分の研究は,ドラフティング(2次元CAD)における計算機内モデルの研究とも密接に関係するので,それらとの関連についても考慮しながら開発を行った。
2.アセンブリモデルを生成・修正するためのアセンブリモデラの開発を行った。アセンブリモデルの枠組が定まれば,図面認識によって得られる出力結果を編集(修正)するため,あるいは直接アセンブリモデルを作成・修正するためのツールが必要になる。これをアセンブリモデラと名付け,使いがってのよい対話形ソフトウェアを開発した。
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