研究課題/領域番号 |
06650383
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
羽石 操 埼玉大学, 工学部, 教授 (80008862)
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研究分担者 |
松井 章典 埼玉工業大学, 工学部, 講師 (20255144)
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キーワード | 平面アンテナ / 円偏波アンテナ / マイクロストリップアンテナ / プリントアンテナ / ビームチルト / ラジアル導波路 / 高利得 / 高能率 |
研究概要 |
プリント化・集積化が可能で設計性に優れるCP-MSA素子を、超低損失伝送線路である一層構造ラジアル導波路より励振する、新しいタイプのビームチルト型超高能率平面アンテナの基本設計法の確立については平成6年度に達成された。 そこで、今年度はビームチルト型超高能率平面アンテナを構成する際重要となる設計上の問題点について総合的考察を加えた。すなわち、 (1)素子間隔及び素子間設定位相量とビームチルト角等の関係を求め、次いで、ビームチルト型超高能率平面アンテナを実現する際必須となる、素子間相互結合量に関する設計パラメータを決定した。検討結果によると、本平面アンテナの素子アンテナに係る素子間相互結合量は、ビームチルト角等、放射パターンに関連するパラメータには顕著な影響を与えないことが明らかにされた。 (2)、(1)で決定された設計資料を遂使し、30°前後のチルト角を有するビームチルト型超高能率平面アンテナを試作し、その諸特性につき実験的検討を加え、本設計法の妥当性を理論・実験両面より統一的に検証した。
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