研究概要 |
本研究では、主としてアモルファスシリコンの太陽電池モジュールを対象として、実動作環境下での劣化ならびに寿命決定要因を定量的に把握し、システム設計に反映させる方策を探るとともに、長期にわたる劣化現象のモデリング手法を確立して最適システム運用、寿命予測、劣化防止等のために有用な太陽電池モジュールの評価指針を明らかにする計画である。 平成6年度(初年度)計画 1)全天型日射計と温湿度計を導入して気象データの収集を始める。 2)過去の気象データを収集し、データベース化する。 3)所有の計測器とパソコンによるデータ処理システムの構築をはかる。 4)パソコンによるデータ解析ソフトの開発に着手する。 上記の計画に基づいて、精密全天日射計(MS-801),温湿度センサ(HS151)とデータ収集のために長期測定用のデータロガー(LS-3000PtV)を平成6年10月導入することができ、またデータはRS232Cによってパソコンに取り込み、データ解析ができるようになった。 装置の納期および立ち上げに期間を要したため、現在観測データはわずかではあるが、最終年度の次年度はアモルファス太陽電池システムを設置して、継続の気象データと併せてデータ解析をする計画である。
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