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1994 年度 実績報告書

骨材とペーストの付着機構の解明と界面強化法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650641
研究機関北海道工業大学

研究代表者

星野 政幸  北海道工業大学, 工学部, 教授 (70048049)

研究分担者 伊東 敏幸  北海道工業大学, 工学部, 助手 (20223167)
苫米地 司  北海道工業大学, 工学部, 助教授 (40102785)
キーワード骨材 / ブリージング水 / 内部ブリージング率 / 強度判定法 / 実積率 / 砕石 / 表面粗さ / 付着強度
研究概要

骨材の基礎性状とコンクリート強度との関係を明きらかにするために初年度は実験を中心に進めた。最初、骨材調査にもとずき現在最も多く使用されている骨材を選び川砂利の中から10種、砕石の中から5種の比重、実積率、粗粒率、単容重を測定した。骨材の強度に及ぼす影響は骨材の表面性状、実積率とコンクリート強度を実測することにより検討した。コンクリートは通常4週間経過して強度測定することになっているが今回試験体数が多数にのぼり、養生条件の違いもそれぞれ大きいことから、短時間で強度測定が可能な温水養生による強度判定法を開発した。短期強度推定法により骨材とコンクリート強度の関連の実験を進めた。この実験により骨材界面の付着は硬化時に水が介在することにより欠陥となることが明らかになったので骨材の種類を変えてコンクリートのブリージング水を測定した。この場合コンクリートの調合条件を同一にしてブリージング率と強度とを比較した。水の多いコンクリートの強度が小さくなったことよりブリージング水から導かれる内部ブリージング率を定義して強度への寄与率を求めた。コンクリート強度を左右する要因はこのようにして求めた内部ブリージング率の影響が大きいことを実験にもとずき証明した。
次年度は混和剤、空気量、スランプを変えて単位水量、ブリージング率とコンクリート強度との関係を検討する。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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