• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

日本型POE(Post of occupancy evaluation)手法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650670
研究種目

一般研究(C)

研究機関東北大学

研究代表者

管野 實  東北大学, 工学部, 助教授 (10005366)

研究分担者 小野田 泰明  東北大学, 工学部, 助手 (00185654)
本間 敏行  宮城工業高等専門学校, 教授 (10125205)
キーワードPOE / 健康増進センター / 利用者評価 / 改善指針作成 / アンケート調査票
研究概要

今年度はPOEのうち利用者を中心にその評価を得ることを目標とし、不特定多数の利用に供される仙台市健康増進センターを対象として主にその利用者を中心として調査を展開した。
(1)健康増進センターに関する評価
対象施設の内容についての主な改善のポイントとしては、a.駐車場の各緒の必要性、b.駐車場退出方法の再検討、c.料金体系の再検討、d.健康度測定の総合指導の効率的運営を可能にする適正な人員配置と室構成、e.オープンスペースにおけるサインの徹底、f.更衣室床の適切な除水、g.リラックスエリアの平面、危惧の再検討、h.ロッカーの大きさと数の再検討の8項目を得ることが出来た。さらに、これから一般的同種建物の指針として、i.柔軟な料金体系、j.駐車場の確保、k.オープンな空間と個別対応空間の並設、l.トラック周長の延長・コース数の検討・コース曲率の縮小、m.リラックスエリアの対利用者数面積の拡大の5項目を得た。
(2)POE手法に関する留意点として
上記調査を展開する中で、POE手法のアンケート調査票作成時に留意すべき点として、次のようなことがわかった。
利用者に施設の包括的な評価をしてもらい、なおかつデザインゲームへむけて実務性を持たせるためにはより具体的な指針を得る必要があるが、その結果評価項目は多岐にわたらざるを得ない。アンケートに応えてもらうには一人当りの評価項目数にはおのずと限界があり、それ故その幅と深さをどの点に収束させるか熟考する必要がある。

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi