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平成7年度の研究では、過年度の研究成果を踏まえて、
1.土地利用の詳細化に伴う地価シュミレーション
二つのモデルを比較検討し、予測の信頼度の観点から適切なモデルを選定し、東京都23区で予測される土地利用計画の詳細化に対する地価シュミレーションを行った。
2.結果の考察
6年度の研究で得られた二つのモデル式のパラメーター推計結果から土地利用の詳細化が地価に与える影響について考察した。さらに、「1.」のシュミレーション結果に基づいて、東京都で想定される土地利用の詳細化に際しての地価への影響の大きさを論じ、この影響を減殺するための妥当な政策について論じた。
その結果、土地利用の詳細化が、ミクロには、地価を下げる効果を持つこと、また、それを減殺するのに、補償的な方法ではなく、詳細計画の枠内で可能な土地利用の中で有効利用を促す政策が重要であることを導いた。
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