(1)オーバースティを含む多数の外国人労働者が居住する川口市で実態調査を実施した。 調査対象は労働者本人、市役所担当部局(市民課、教育委員会)。工場団地の責任者、支援団体ボランティアである。 川口市には(1)ワーキングビザを持つ外国人、(2)留学生、就学生でアルバイトに従事する者、(3)企業の研修生(中国人)、(4)いわゆるオーバースティの労働者、(5)外国人の家族、(6)定住外国人(在日韓国人、朝鮮人)が居住し、オーバースティの外国人の居住問題が深刻であった。また、小学校、保育園でも日本語の通じない児童への対応を努力していた。 (2)新宿区大久保、北新宿等、外国人居住者の多い地区の調査を行った。地区における外国人居住の比率は高まりつつあり、外国人用のアパートの供給が目立つ。 (3)文献によって、欧米の経験、戦前戦後にいたる在日韓国人・朝鮮人の居住問題、居住政策を研究した。 (4)阪神大震災による長田地区の住民のヒアリングを実施した。
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