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1994 年度 実績報告書

中国近代化過程における建築設計技術の変容に関する研究-清末設計史料の整理・分析研究を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 06650706
研究機関東京大学

研究代表者

藤森 照信  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (80159128)

研究分担者 村松 伸  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70202356)
キーワード中国建築 / 建築の近代化 / 清水建築 / 陵墓 / 設計システム
研究概要

本年度は、以下のことを行った。
1.日本国内の大学・公共図書館・公文書に所蔵されている清末設計史料の状況の調査。
(1)東京大学東洋文化研究所
(2)東洋文庫
(3)内閣文庫
(4)京都大学人文科学研究所
(5)国立国会図書館
2.東京大学東洋文化研究所所蔵の文献史料のマイクロ化。
(1)『工程做法細則』(貴重書、甲65)、全362冊
(2)『諸陵工程報告』(貴重書、甲71)、全17函(約2000枚)
(3)軸物(地図、設計図など)、全52点
3.中国北京第一〓案館における、史料の初歩的調査
まず、全貌を掴むために、1.のごとく、日本の主要図書館に所蔵されている、中国清末の設計史料を調査した。その結果、最も多く、最もまとまりのあるのが、東京大学東洋文化研究所所蔵の史料であることが判った。本年度は、その中で、清末の恵陵の建設に関する行政文書を中心に、ほぼ2000通をとりあげ、マイクロ・フィルムにした。また、同様に、清代の営造行政を理解するために、もっとも基礎となる規則『工程做法細則』も同様に、マイクロ・フィルムとした。東洋文化研究所に蔵されるのは、文書史料だけではなく、建設に際して利用した図面もある。これも、巨大であり、このままでは取扱いに不便を感じるため、撮影をした。なお、並行した解読を行っているが、それは継続研究として、第2年度に主に行う。
また、北京には、第一〓案館があり、そこには、日本とは比べようもないほど大量の同様史料が所蔵されている。この全体像を把握することは、現時点では不可能に近い。だが、現在、北京には、研究補助者の井上直美が留学中であることから、初歩的な調査も並行して行った。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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