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1995 年度 実績報告書

鉄鋼材料のクロム合金めっきに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06650800
研究機関京都大学

研究代表者

粟倉 泰弘  京都大学, 工学研究科, 教授 (70109015)

キーワードクロムめっき / 電析 / 塩化第一クロム / 硫酸第一クロム / 電解還元
研究概要

3価クロムイオンを2価クロムイオンに還元し、その後、他の金属イオンとともに建浴し、合金電析を行った。組成0.8kmol・m^<-3>CrSO_4-0.008kmol・m^<-3>ZnSO_4-2kmol・m^<-3>KCl-0.3kmol・m^<-3>HCOOK、pH2.4の溶液を用い定電位電解を行い、光沢のある灰白色の電析物が得られ、Znと共にZn-Cr合金相の析出が認められた。組成0.1〜0.4kmol・m^<-3>CrSO_4-0.1kmol・m^<-3>FeSO_4-0.1kmol・m^<-3>NiSO_4-1kmol・m^<-3>KCl-0.3kmol・m^<-3>HCOOK、pH2.4の電解液を用い、カソード電位-1000〜-1100mVの範囲で定電位電解を行ったことろ、金属光沢を有するFe-Cr-Niの合金電析物が得られた。また、電析物中のCr含有量は電解液のCr^<2+>濃度の増大とともに、また、カソード電位が卑になるほど増大した。電流効率は15%から25%程度であり、3価クロム浴からの電析に比べ高い値となった。電析物は良好な耐食性を示したが、電析物に割れがあるため下地金属の保護は十分でなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 粟倉泰弘: "複極式電解槽によるCr(III)のCr(II)への電解還元" 資源と素材. 111. 793-800 (1995)

  • [文献書誌] 粟倉泰弘: "ギ酸を含む2価クロム電解浴からのクロム電析" 表面技術. 47. (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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