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1996 年度 実績報告書

船舶の航行自動記録装置の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 06651074
研究機関東京商船大学

研究代表者

桑島 進  東京商船大学, 商船学部, 助教授 (30016943)

研究分担者 岩坂 直人  東京商船大学, 商船学部, 助教授 (60211760)
萩原 秀樹  東京商船大学, 商船学部, 助教授 (30126338)
キーワード船舶 / ボエジレコーダ / 遭遇波浪 / 船体運動 / 自動記録
研究概要

航行船舶の安全や効率を計り、運航船舶の管理を容易にさせるため、航海中における位置や針路、速力はもとより遭遇する気象・海象、そして発生する船体運動や機関運転状態など全ての状況を常時、自動的に監視、計測、記録するような装置(ボエジレコーダ)の開発を目指した研究を行った。最終年度である本年度はこれまでに実船に搭載して実用実験を行ってきた試作器について総合評価を行った。その結果、
(1)装置の耐久性について,長期的には若干の故障が見られたが、改善することで十分な信頼性を持たせることが可能である。
(2)記録データは故障機器の項目、期間を除き十分なデータが得られたが、完全な取得を目指してさらに改良が必要である。
(3)得られたデータを統計的に処理して表示するプログラムを開発したが、乗組員や船舶管理者に完全に「必要かつ有益な装置である」との感を抱かせる情報の域には至らなかった。有益な情報となるような加工がさらに必要である。
(4)システム全体を見直した結果、基本項目として十分な性能、仕様を持っていると判断されるが、完成度をさらに高めるためには、計測記録項目の追加、陸上船舶管理部門へのリアルタイムデータ伝送などの開発実験が必要である。
ことなどが判明した。なお、本研究の実船実験で得られた北太平洋における遭遇各種項目についての長期連続計測データは、これまでにない貴重なデータと判断されるため、その一部を本研究成果報告書として公表すると共に、生データも計算機の記録メディアの形で希望者に配布できるような体勢を整えた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 桑島 進: "船舶の遭遇海象と船体運動の実態-III" 日本航海学会論文集. 第96号. 169-176 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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